ソトブログ

映画と本、自然観察(あるいは40代、2児の父の日常)

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書きたくなるならそれでいい。――左利きのわたしがサインペンを推す理由と、ゼブラ「CLICKART (クリッカート)」を試してみたこと。

 

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ノートにペンで手書き→タイピングという(最高に合理的な)ブログの書き方。

 

この「ソトブログ」では最近、しつこく書いているように、ノートに手書きしたあと、それをPCでタイプし直す(その過程で細部を直したり、全体をブラッシュアップしたり、凹凸を整えたりしながら)というかたちで書いています。しかも手書き→ポメラDM200→PCと3行程を踏むこともあって、しかもしかも、それでより「完成度」を高めよう。という気持ちはない(文章の完成度よりも、よりレアな感じを求める気持ちの方が強い)。

 

……とここまでを読まれて、
何でそんな非合理なことを。
あるいはもっと端的に、
バカなのか?
と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

IMG_20200426_154832最近は本当に、まずノートに書かないと、ブログを書けない身体になってきました。

 

端的にいって、どちらのご指摘ももっともだと思います。わたしもこの間、巷間――もちろん2020年5月現在のこの間であり巷間――政治の世界や行政の世界やビジネス(というか職場まわり)の世界やもっと身近な、街のなか、暮らしのなかで、非合理に憤ることもあります。しょっちゅうあるといってもいいくらいです。ただ、ことブログに関しては、(今は)この「ノートにペン(サインペン乃至ボールペン乃至エンピツ)で手書きしたあと、タイピング」の方が圧倒的に書くことが捗るのでそうしているのであって、「だからその方がわたしにとって合理的なのだ。」といってしまいたいくらいです。

 

左利きのペンには、左利きで長文を書くペンには、サインペンがいい(わたしには)。で、ノック式の「CLICKART(クリッカート)」を試す。

 

それで今日は、手書き用のペンとして、新たにゼブラのノック式のサインペン「CLICKART(クリッカート)」を購入し、使ってみています。 

 

2020-05-15_10-02-42「キャップない」「乾かない」「色キレイ」公式サイトにコピーライティングされているゼブラ「CLICKART(クリッカート)」。それだけで、「使ってみたい。」という気持ちを唆られるにはじゅうぶん。とくに左利きのわたしには。


 現在、わたしが長文筆記用に最も愛用しているのは三菱鉛筆の「EMOTT(エモット)」と、チェコ製、Centropenの「HANDWRITER」という2本のサインペン、そしてぺんてるの「エナージェルユーロ」というキャップ式・インク非交換式(ペン軸が替えられない)のボールペンの3種。これらの共通点は、

ペン軸が固定されており筆記時にブレない。
滲みやかすれが起こりにくい。

 で、このことは、左利きで左下から右上に押し上げるように書くクセのあるわたしにとって、非常なアドバンテージで、とくにサインペン、しかも極めて細字で書けて、しかし軸がカバーされておいて潰れにくい構造になっているこの2つのプロダクトは、わたしには最早手放せないものになっています。これはおそらく、わたしと同じような書き方のクセを持つ左利きの人にとってもフィットするのではないかと想像します。「サインペンで長文を書く」ということに、一度トライしてみて欲しいな、と思います。それはとても気持ちがいいですから。

 

逸れていないようで話が逸れました。


そうした「お気に入り」があるにも関わらず、今わたしがこの文章を、買ったばかりの「クリッカート」で書いているのは、仕事で使う蛍光マーカー、同じくゼブラの「マイルドライナー*1を買いに行ったついでの衝動買いでしかないといえばそれまでですが、それでもこのタイミングで選んだ理由があるとすれば。サインペンの、あるいは軸を固定したペンの決定的な弱点は、キャップ式であるということ。そしてサインペンは乾きやすかったり、エモットのようにキャップが小さいことも多かったりして、そしてそのキャップを頭に嵌めると、全体の重心バランスを欠いてしまったりして、キャップの取り回しに困ることが多い。メーカーとしても、その点を解消すべくノック式を導入した、ということなのでしょう、その心意気やよし。と使ってみたクリッカートですが、使ってみてはっきりわかる弱点としては、

・「ブレる」ということ。

 そしてノートに細かい字で長文を書くには、

 ・少し太い。

 

2020-05-15_09-59-41A5サイズの横長リングノート、「ニーモシネ(Mnemosyne)N182A」に細かく書きつけるには、ちょっと太めの筆記感のクリッカート(オフィシャルな仕様には、0.6mmとあります)。

 

ただ「書きたくなる」気持ちを唆られる、文房具の幸福な世界(2020年5月版)。

 

――ただ書き味としては悪くないし、先に挙げたサインペンの利点、左利きでもいつでもスムースに書ける、という良さは損なわれてはいません。同社のメガヒット・ボールペン、「ブレン」の技術を応用したような、ブレない、そして「エモット」のような細字で書き続けられる「クリッカート」が出れば、はっきりと一推ししたい気持ちで、期待したいと思います。

 

しかし何より、「試しに買ってみて書いてみたい」という気分を唆られただけでも、「クリッカート」もまた、わたしにとってはいいプロダクトでした。それが100円(税抜)。文房具界、というのはなんて幸福な世界なのでしょう。2020年5月のこんな現在にあっても。

 

わたしが購入したのは「ブルーブラック」。フルラインナップが36色という文字通りの多彩さも魅力。

 

【以前の記事から:左利きはペン選びに苦労しますが、それが逆に愉しくもある。】

*1:これはこれで大変気に入っていて、マイルドライナーについても何か書いてみたいくらいですが、これについていいたいポイントは「色がマイルドなのがいい。」ということに尽きてしまうので、今書いているこれくらいの長さのテキストが書けるかどうか……。