口熊野・田辺市街の世界遺産、「闘鶏神社」でアオバズクを探して。
先日、平成最後の『ブラタモリ』では、「熊野」が取り上げられていて(#131、#132)、この「ソトブログ」でも書いたことのある「川湯温泉」も紹介されていました。
「熊野」というとその世界遺産、正確には、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」ですが、田辺市街には、2016年10月にそちらに追加登録された「闘鶏神社」があります。この闘鶏神社には境内樹齢1200年と伝えられる楠(クスノキ)の御神木があり、また、境内の南側には児童公園が隣接していて、こちらにも樹齢800年と言われる大楠があります。この公園の方のクスノキに毎年、フクロウの一種、アオバズクが夏鳥として飛来しているという情報を、小学生バーダーである私の長男が聞きつけてきて、先日来何度か訪れてみました。
田辺探訪(和歌山県田辺観光協会) :: 闘鶏神社(外部リンク)
闘鶏神社に隣接する、児童公園脇の大クスノキ。こちらにアオバズクが飛来するそうですが......。
私たちにとっては比較的近所なので、何度か訪れてみましたが、いずれも空振り。
夜行性の猛禽ということでやはり夕暮れ以降がいいかな、ということで私が同行できる週末の夕食後、日の入り直前などを狙ってみましたが、まだ時期的に早かったのでしょうか。市街地の由緒ある神社として、これらのクスノキだけでなく、ちょっとした林を形成している一角ですが、夕方ともなると他の鳥の姿も少なかったのですが、ハシボソガラスや、この街では一般的な「市街地の鳥」になっているイソヒヨドリといった普通の鳥たちも、境内ではなかなか雰囲気のある姿を見せてくれます。
換羽中?なのか、風切羽が抜けているハシボソガラス。が、それを物ともしていない(ように見える)黒い勇姿。
単独行動の多いイソヒヨドリは、こういうところに停まると絵になります。夕暮れ時で微妙な色味になってしまっていますが、これはこれで美しい。
このところは仕事が忙しくなり、自分のことが手一杯になると世事に疎くなり、平成から令和へ、という世間のムードとも隔絶した感のある私の現況ですが、夏までのあいだに、息子がアオバズクの姿を見ることが出来たらいいな、そして私も息子も、その勇姿を写真に収めることが出来ればなお、嬉しいのだけれど――そんなことを思いつつ、日々は過ぎていきます。
今は、これでいいのだ。
オーウェン・ウィルソン演じる全米トップ・バーダーが、シロフクロウを追いかけて離婚の危機?な映画。私も息子も大好きな作品です。私の「#名刺代わりの映画10選」としても選んでいます。
息子の愛読書。カラスのことは、続編『カラスの補習授業』も読んでいる息子から教えられることの方が多いです。
【以前の記事から:このところ野鳥観察の記事が続いていますが、実際、色々な鳥が見られると、愉しみが増すのです。】
【当ブログの野鳥観察についての記事一覧はこちら。】