ソトブログ

映画と本、自然観察(あるいは40歳、2児の父の日常)

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沖に停泊する自衛艦、超絶ドラミングのコゲラ、月のクレーターくっきり。Nikon P900で拡張した視覚による、日々のスナップ。

 

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Nikon Coolpix P900の高倍率ズームで日常のスナップ。

 

このところ微妙な忙しさにかまけてブログの更新がおろそかになっていますが、愉しみというと週末の息子たちとの自然観察行。というより、このA/W(Autumn & Winter)は長男のバードウォッチング熱が加速度的に高まり、私もそれにつられるように、完全に野鳥撮影に目的をフォーカスしてNikon Coolpix P900という超高倍率コンデジ(コンパクト、では全然ないので、「ネオ一眼」とか呼ばれたりしていたタイプのカメラです)を購入して、野鳥撮影や、自然観察、あるいは日常のスナップにも利用しています。

 

 

前回の記事(森の鼻、天神崎での鳥見行)でも触れましたが、このP900と、その後継機種である、P1000(こちらは3000mm相当・光学125倍という超越的な望遠スペックを誇ります)は、息子たちと定期的に参加している自然観察教室や、探鳥会などでも実際によく見かけるカメラで、研究者やハイアマチュアの方々にも愛されているようですが、私のようなカメラ素人、テクニックのない人間でも使いやすいユーザーインターフェース/機能を有しています。

 

「鳥モード」の使い勝手のよさ。

 

鳥ではないのですが、沖に停泊する大きな船舶に「鳥モード」でズームしてみたところ。どうやら自衛隊の艦船のようですが…。

 

特に重宝しているのはシーンモードにある「鳥モード」。広角端で被写体を捉えたあと、コンソール部にある「OK」ボタンを押すと、一気に800mm相当の望遠側までズームするというもの。P900は35mm判換算で24〜2000mm相当の撮影画角。なのですが、「鳥モード」でズームするが800mmというのがおそらくミソがないかという気がしていて、野鳥撮影でもそれくらいの望遠が利けば実用的であって、そのあたりでちょうどいいフレーミングで被写体を捉えることができれば、写真としても、野鳥観察の姿勢としてもうまくいくというか、ちょうどいいというか。そこから先のズームアップはおまけというか、プレミアムなものとして考えておくと、2000mm相当の望遠を逆にうまく使えるというか、生きてくる感じがします。

 

鳥を撮影しているときには私にはまだまだ余裕がないので、この写真は地元の海でたまたま、自衛隊の艦船(あとで調べたところ、潜水艦救難艦「ちはや」という船のようです)を見つけて撮影したときのものですが、ふたつ上の等倍の写真で沖に小さく見えている船に、「鳥モード」でズームしたのが上の写真、83倍、2000mm相当までズームさせたのがこの下の写真です。「ちはや」という船の名前を確認したり、「こんなにズームできるんだ!」という遊びとしては愉しいですが、写真としてちょうどいいのは上の「鳥モード」くらいの画角、画質かなぁ、と。

 

ちょっと国家機密を心配してしまうくらい?ズームできた望遠端の写真。これを撮ってすぐ、「ちはや 自衛隊」で検索してみました。

 

「手持ちで気軽に望遠」の魅力。

 

それにしてもこれだけのズームを、手持ちで気軽に撮影できる手ブレ補正機能も魅力で、以下の野鳥写真は全て、手持ちズームで撮ったものです。ドラミング(キツツキが木を突くこと)するコゲラは若干、鳥よりも木の幹のほうにピントが合っている感じなのは私の技術不足かと思いますが、実際に肉眼で(すなわち、等倍で)見ていては、超絶的なスピードでドラミングするコゲラの迫力を、ここまで間近で感じることはできませんし、空高くV字隊列を成して飛行するカワウの群れも、こんなふうにはっきり捉えることはできません。

 

空を飛ぶ被写体にフォーカスするのは、どちらかというと苦手というか、難しいというP900ですが、(くどいようですが)シロウトの私でも、意外とこれくらいは撮れてしまうので、(私ではなく)カメラの方の技術というのは素晴らしいな、と。このP900、2015年発売の機種なのですが。

 

以前の記事動画を紹介したコゲラのドラミングですが、こちらは別の日、和歌山城公園で撮影(2019年3月)。 

 

カワウのV字飛行は、バードウォッチングを始めた頃に息子とふたり、そのために早起きして見に行ったこと(こちらの記事参照)を思い出しました。

 

身近すぎてあまり省みない猛禽、トビですが、飛翔する姿はやっぱり格好良い。飛んでいる姿はまだあまり上手く撮れないのですが、ちょっとずつ慣れて、ツバメとかカワセミとか撮れたらいいな、と。

 

 そしてP900のシーンモードには「月モード」もあり、こちらは一気に2000mm相当までズーム。下はP900購入直後のころ、ちょうど満月に近い時期の月齢だったので、試し撮りしてみたもの。ノートリミングです。まったく操作にも慣れていなかったのですが、こちらも手持ちでカメラ任せで撮ったものの、クレーターまでくっきり写せて息子と一緒にびっくりしたのを覚えています。

 

P900の「月モード」で撮影。こちらもカメラ任せでここまで撮れてしまうと、天体観測にも俄然、興味が湧いてきます。

 

こうしたシーンモードのセッティングは、私のようにカメラ操作に慣れていないビギナーが手軽に撮りたい写真を撮るのに便利なだけでなく、「こういうふうにモードをセッティングすれば撮りやすくなる」というふうに用意されているということ。をよく考えれば、そこから先応用して、いい写真を撮る手がかりになるように思います。

 

そんなふうにテクニックを磨けるかどうかはともかく、P900の望遠能力で視覚が拡張されるような感覚は、非常に心地いい。と同時に、身近な自然や生き物を、より愉しめると思っています。

 

 

【当ブログの野鳥観察についての記事一覧はこちら。】

【Nikon Coolpix P900について書いた記事はこちら。】