ソトブログ

映画と本、自然観察(あるいは40歳、2児の父の日常)

ソトブログ

【レビュー】ASUS Chromebook C223NA――私がC223NAを使ってみて気づいた2、3の事柄。

 

この記事をシェアする

 

 

ASUS、2018年リリースの11.6インチなスタンダード・クラムシェルChromebook、C223NAのレビュー3回目。この端末の特徴は、今書いた、「2018年リリースの11.6インチなスタンダード・クラムシェルChromebook」でほとんど全て、少なくとも私に言い得ることを言い終えてしまっているというか、この言い方でわかる人にはわかってしまうというか、そういう端末なんです。

 

以上、終わり。ということでレビューを閉じてしまってもいいのですが、それでは余りにあまりにもなので、前回予告したとおり、私にとってのディテールというか、日常使う(ことを想定した)うえで気に入った部分、気になった部分について少し、あえて思いつくままに書いてみたいと思います。

 

 

 ルック(外観)から入力まわりまで、主にハードウェア的に、私が気に入ったところ、気になったところ。

外装。シンプル/メタリック・プラスティック。

お借りした端末であるだけに、ステッカーも切手も軽く載せただけですが、これだけでも雰囲気が変わるので、シンプルでありふれた外観、というのも案外いいものだな、と思いました。


天板はメタリックを装った樹脂(プラスティック)製。という、リーズナブルなノートブックPCとしてはありふれたもので、率直にいって尖った特徴があるような外観ではありません。個人的にはこの、金属光沢をつけたプラスティック、という外装はそれほど好きなタイプではなくて、多少皮脂の跡が付きやすいのでどちらかというと苦手なのですが、シンプルさを逆手にとって、いつものステッカー、ならぬ古切手カスタムを試してみました。

 

Chromebookを古切手でデコレーション。シールやステッカーを貼るだけで、(どこか)モノと近しくなれる気がすること。 - ソトブログ

   

 キーボード面。「できること」の細部にこだわること。

肌目の細かいパームレスト部分の表面加工。手を置いた感触もいい。

 

特筆すべきは、といっても、たいしたことではないかも知れませんが、パームレスト部分の表面加工。細かな凹凸のテクスチャーのついた仕上げとなっていて、この部分の皮脂汚れが目立たない。「キーボードでテキストを入力する」。本質的には私にとってはこの端末でやりたいことの、ほとんど唯一のクリティカルな作業ですので、この部分(テキスト入力まわり)がストレスレスに、快適に行えるというのはとても重要なポイント。スタンダードな端末といえども、というか、――コンバーチブルな2in1ではなくクラムシェル、非タッチパネル、比較的低解像度のディスプレイ。――そういった、できることを絞ったモデルだからこそ、「できること」の細部にはこだわって欲しいもの。その意味で、私にはこの部分はとても好印象でした。

 

そしてキーボード。11.6インチの小ぶりな筐体ですが、十二分に素直で、癖のないキー配列で、キータッチも私にはとても良好です。こうした直接手に触れる部分はとくに、使う側の癖というか、好みが大きく出る部分なので、「私に合う」=万人に薦められるということは全くありません。それでもあえて私の感触をノートしておくと、普段愛用している同じASUSの11.6インチChromeboook、C202SAと比較すると若干硬さがあるというか、しっかりした打ち心地であるように感じられました。しかし使いにくいということはなく、(職場で使っているHHKB Liteを別にすれば)単に私が普段一番触っているのがC202SAのキーボードなので、今の私にはそれがスタンダードになっているだけであって、このC223NAのキーボードも十分にそうなるに値するものだと思えました。

 

海外モデルでUSキーボードの、今回お借りしたC223NA-DH02。C223NAは日本語キーボードの国内モデル(C223NA-GJ0018)も発売されていて、そちらはEnterキーが小さい(など、右端のキーが詰まっている)とも言われていて、また、かなのフォントなど、印字があまり好みではないので、個人的には、国内でもUSキーボードのモデルの併売(実際、ASUSでは他機種、C101PAやC302CAではUSキーボードモデルも国内リリースされている)して欲しいな、と思います。

 

 ディスプレイ。ハイクオリティじゃない、という実用性。

 

1366×768の解像度、ノングレア、(おそらく)TN液晶。こちらも特筆すべきところのないような気もするディスプレイであって、様々なレビューを眺めていても「白っぽい」「ぼんやりしている」などと、あまり評価も高くないようですが、同様のスペックの、手許のC202SAのディスプレイと比較すると、やや発色の良い、視認度の高いディスプレイだと感じられます。というか、私自身はライティングが主用途の端末としてC202SAも利用しているため、あまり気にかかる部分ではなかったのですが、あえて比較してみると、C202SAの方が若干黄味がかっている感じ(比較する写真を撮っていませんでしたが)。個人的には、写真の処理などグラフィック用途に使わないのであれば(そもそもスペック的にもそうしたものに向いている端末とは言えませんし)、実用的な仕上がりになっていると思います。

 

その他、ポート類など。

こちらも写真を撮り忘れてしまいましたが、個人的な使い勝手としては、インターフェースまわり、SDカードスロットやHDMIポートがないのが少し残念でしたが、代わりにMicro SDが1つ、USB Type Cが2つ。今どき珍しいのかも知れませんが、私はType Cを使用する機器を持っていませんでしたので、お借りしていたあいだにそれを使う機会がありませんでした。ただ、充電器もこのType Cポートを使うことになっていて、これは使い勝手が良さそうでしたので、これからこういうポート構成が標準になっていくのでしょうね。

 

このあたり(インターフェース類)の記述については、鈴木章史(@OfficeKabu)さんのブログ「おふぃすかぶ.jp」のこちらの記事に詳しいです。

 

まとめ。Chromebookの本流のひとつとしての、スタンダード・クラムシェル。

 

 

結局、ハードウェアについての記述に終始してしまいましたが、それもそのはず。お借りしていた2週間のあいだ、私はこのC223NAで、特別な使い方は何ひとつしませんでした。現在愛用しているC202SAと同じように、ブラウザを開いてウェブを見て、テキストエディタを開いて文章を書く。以前同じようにお借りして、レビューしたChromebook初のタブレット端末、Acer Chromebook Tab 10では、タブレット特有の愉しみ方を模索してみたりしたのですが、このC223NAはそういう端末ではありません。そして私が、C202SAを手放す、あるいは天寿を全うして使い終えるときが来たときに、次に手にするのは、(このC223NAではなかったとしても)こんなふうな、シンプルでスタンダードなChromebookではないだろうか、――そう気づくことができただけでも、今回、私にとっては収穫でした。

 

Tab 10のようなタブレット型や、2in1なコンバーチブルや3in1なデタッチャブル端末、よりハイスペックなタイプなど、Chromebookもバラエティに富んだ展開を見せている昨今ですが、こうしたスタンダードなラップトップも、Chromebookのオーセンティックな、本流のひとつとして、しっかりとした流れで続いていって欲しいと思っています。

 

 

【以前の記事から:Chromebook C223NAについてのレビュー。】