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【レビュー】Acer Chromebook Tab 10――“ちょうどいい”端末を、“いい塩梅”に愉しむ。 その1:外部キーボートを繋ぐ、そしてポメラDM200を繋ぐ!

 

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Acer Chromebook Tab 10 | Laptops - | Acer

 

 

Acer Chromebook Tab 10のレビュー4回目。これまでに3回レビューしているので詳細は触れませんが、こちらは10日間のレンタルでブログ「おふぃすかぶ.jp」の鈴木章史(@OfficeKabu)さんからお借りしたもので、端末自体は既にレンタル期間を過ぎお返ししています。

 

【Acer Chromebook Tab 10について、これまでのレビュー】

 

絶妙なさじ加減の“ちょうどいい”端末が、いい(好き)。

 

 

しかしそれでもなお、このChromebook Tab 10について書こうとしているのは、何といってもこの端末を気に入ったため。昨年(2017年)夏に購入し、愛用し続けているASUSのChromebook、C202SAとも併せ、私が感じているのは、Chrome OSという軽快なOSと、これらの「ハイエンドとは言えない(むしろ普及モデル)けれど、実用的なレベルにうまくチューンされた絶妙なさじ加減の端末」の相性の良さ。そしてそれらとの、私自身の相性の良さ。

 

夕暮れの商店街吹き抜けてゆくサマーブリーズ(ちょうどいい)
街のそば屋のマズかないがウマくもないそば手繰り生あくび(ちょうどいい)
女将は軽く無愛想 付かず離れず絶妙な接客(ちょうどいい)

 

Rhymester「ちょうどいい」(Mummy-Dによるヴァースより)

 

 

C202SAもこのTab 10も、北米の教育市場で大きな位置を占めているChromebookの本流とも言うべき、そうした市場向けに特化したモデルです。あらかじめ耐衝撃性やキーボードの耐水性を謳うボディを有したC202SAと異なり、Chromebook Tab 10は実際触ってみると、背面ボディとディスプレイ部の嵌め込みに甘さを感じたり(※これについては以前触れています)、筐体側面に記された技術的な表記が印字ではなくシールだったり――そのまま使っていけば剥がれてくる恐れがある――、キーボードを廃しタブレット型にすることで、初等教育からの使用シーンを想定しているデバイスにしては、ハード的な堅牢さに欠ける部分も見受けられます。

 

けれど、「だからダメ」と思わせない魅力がこの端末にはある気がしています。

 

PCにしてもスマートフォンにしても、それほどハイエンドな、高級な端末を使っているわけではない私にしても、そうしたガジェットにはしばしば、保護シートやケースを使っています。でもこのTab 10にはなぜか、「裸で」、そのままで使う心地よさがある。今回はお借りしたもので、自分で購入したものではないので自分のもの以上にデリケートな扱いが必要でしたが、それでも感じられる気軽さ。ちょっとうまく言葉にできる自信がありませんが、以下、私なりの今回の使用シーンを紹介しつつ、そのあたりも直接・間接に伝えることができればと思います。

 

「想像していたことが、想像通りに(もしくはそれを少し上回る軽快さ、愉しさで)できる」嬉しさ。

 

手許に届いてすぐ、ファーストインプレッションで私は、私自身のライフスタイルに合わせ、このTab 10をこんなことに使ってみたいと考えていました。

 

・Androidアプリ――Amazon系(kindleやAmazon Music、Amazon Video)、手書き入力(お絵描き含む)、DJアプリ。
・Bluetoothキーボードとの相性、使い勝手。
・ポメラDM200との連携プレー。 

 

そして実際のところ、これらの用途としては十二分に、これといった不具合なく、そしてしかも「気持ちよく」使うことができました。全体的に大きな負荷のかかるような作業でも何でもないので大げさに言うことではないのかも知れませんが、これって結構、ありそうでないことというか、幸福なことじゃないかと思うのです。

 

つまり、「想像していたことが、想像通りに(もしくはそれを少し上回る軽快さ、愉しさで)できる」ということ。

 

ともあれ、抽象的なことばかりクダクダ書いていても何なので、以下、実際の使用シーンを写真を交えて紹介してみます。

 

Bluetoothキーボードとの相性と、使い勝手――繋がりやすい、意外と気軽。

 

 

Chromebookを常用するようになるまで、私が日常的に気軽に使う文章作成のためのツールはiPad+Bluetoothキーボード(Apple Wireless Keyboard)でしたが、Chromebook(C202SA)を使い始めてみると、キーボードで入力することが前提であるラップトップというハード、そしてそのためのOSを搭載した端末がやはりテキスト入力にはベストだと思うようになりました。

 

そういう点から見ると、せっかくのChromebookからキーボードを取り払ってしまったTab 10では、テキスト入力というフィールドにおいてはあらかじめ敗北を予定された後退戦が拡がっているようにも思えますが、あに図らんや。指紋や皮脂による汚れを比較的気にせずに裸のまま使えるTab 10の外見、ボディの気軽さ。C202SAでの経験上懸念していた、「ChromebookにおけるBluetoothの繋がりにくさ」というのも、Tab 10では、(少なくとも私の環境では)あまり感じることがなくて、接続はむしろスムース。――そうした特徴から、まさに、「さっと開いてさっと書き始める」という、ラップトップのChromebookにも近い手軽さで扱えます。

 

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そして前回、「私とTab 10の、“お出かけ最小ユニット”」として紹介した私のミニマルな持ち運び環境(Tab10 本体と折り畳みスタンド、極薄のモバイルキーボードであるMicrosoft Universal Foldable Keyboardのみ)も幸いして、さらに軽快。書き始めるのも、Chromeブラウザのブックマークか、シェルフに置いたWebアプリなテキストエディタ、「Writebox」を開くだけ。Chromebookにおいて、C202SAなど普及価格帯の端末では犠牲にされることの多い画面解像度も、Tab 10では2048×1536と、さすがにタブレット・オリエンテッドな高精細です。――このあたりも、書くときの「気持ち」に大きく作用します。

 

ポメラDM200をTab 10のBluetoothキーボードとして使う――「なんかちょうどいい!」。

 

 

そして自分でも「発見」だったのが、こちらも以前から愛用している端末、ポメラDM200との接続、それもポメラをChromebook Tab 10のBluetoothキーボードとして使う、という使い方です。

 

  

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スタンドアローンなメモ端末として知られるポメラの現時点でのハイエンド機種、DM200にはBluetooth接続機能があって、スマホなどの外部端末のBluetoothキーボードとして使うことができるのですが、DM200を日頃愛用しつつも、「DM200をBluetoothキーボードとして使う」ということのメリットをあまり感じていませんでした。外部キーボードとしてはコンパクトさに欠けるし、ポメラのディスプレイが邪魔になる。あるいはそもそも「ポメラ単体でテキスト入力できるのに、外部キーボードとして使う」ということに必然性を感じられなかったのです。今回、「ポメラDM200との連携」として考えていたのも、DM200とTab 10を同時に持ち歩いて、DM200で書いたものをクラウドストレージにアップロードして、Tab 10で開く、くらいのイメージでした。

 

 

しかし今回、こちらの高さのあるスタンド(類似品も含めよくあるタイプのもの)に、Tab 10を載せてみると、何だか絶妙に「ちょうどいい」のです。高さもサイズ感も。ポメラDM200を開いたとき、ポメラのディスプレイのちょうど上に、邪魔にならずにTab10のディスプレイが来る。上記に掲載した画像では多少パースがついて奥にあるTab 10がちょっと小さく見えますが、実際は視認性も悪くありません。今回はマウスを用意できませんでしたが、ディスプレイタッチでも十分に使えますし、マウスがあれば一層、「“Tab”ではないChrome“book”な使い勝手」になりそうです。

 

 

それでも結局――「じゃあChromebook1台でいいじゃない?」。確かにそうなのですが、今、私はこの文章を、C202SAを外部ディスプレイと、ポメラDM200に繋いで書いています。そう、ポメラDM200+Chromebookの良さに気づいてしまった、というか、私、DM200のキーボードが好きなので、ChromebookをDM200で入力する、というフェティッシュに気づいてしまったのです。つまり、「必然性」じゃないのですが、そんなことがどうでもよくなるくらい、私には心地よい、ちょうどいい。

 

ちなみにChromebookでランチャーを起動するのに使う「検索」キーは、Windowsでは「Windows」キー、Macでは「Command」キーが対応するのですが、どちらもないポメラDM200では、ポメラ独自の「Menu」キーではなく、「Alt」キーが対応しています(という、ニッチすぎる情報)。

 

次回予告:大人も子どもも愉しめて、しかも実用的な「手書き端末」としてのTab 10。

 

 

そしてそれ以上に、「愉しめて、しかも実用的」だったのが、内蔵された「Wacom feel EMR」対応のスタイラスを利用した、手書きノート、お絵描き端末としての使い方です。お借りした10日間のうち、(隣県で平日単身赴任、という生活をしているために)週末の間だけ、Tab 10を小学生と3歳の二人の息子たちと一緒に使うことができたのですが、この「手書き」端末としての使い心地は、予想以上にいいものでした。とくにAndroidアプリ、「Squid」での使い心地――について書こうと思っていたのですが、事前の想定以上に(キーボード、ポメラに熱くなりすぎて)長くなってしまったので、そのあたりについては引き続き、次回改めて書いてみたいと思います。まて次号!(それが言いたかっただけ)。

 

 

 【以前の記事から:Acer Chromebook Tab 10について】