- 特別にインナーケース、スリーブケースの類を使わないで使用してきたC202SAですが......。
- シチュエーションや生活に馴染んだ部分まで想像してくれるプロダクトとしてのC202SAの魅力(をさらに引き出したい)。
- 結局たどり着いたのは、シンプルでいたって普通。なAmazonベーシックの11.6インチスリーブ。
- 他にもこんなふうに――色々なものと組み合わせて使うことを想像する愉しみ。
特別にインナーケース、スリーブケースの類を使わないで使用してきたC202SAですが......。
限られたユーザー数ながら、一部の熱い支持に支えられている感のある日本でのChromebook界隈ですが、そのなかでも「キュート」「可愛い」「とにかくカワイイ」と、何故かスペック以外の部分で非常に人気の高いChromebookが、私も現在愛用中のASUS C202SAです。
本機についてはこれまでも何度も触れてきましたが、米国の教育市場向けに作られていて、耐衝撃ボディや、耐水性を謳うキーボードなど、ハードな使用環境に耐えうるハード性能(駄洒落ではありません。為念)を有していることもあって、今まで私はこのC202SAをバッグに入れて持ち運ぶ際に、特別にインナーケース、スリーブケースの類を使わないで使用してきました。
傷の目立ちにくい、細かい凹凸の付けられた外装も、細かいことを気にせずに扱えるという良さがあって、教育市場に向けられたC202のデザイン面での特徴のひとつです。
そうしてきたのは、私自身があまりPCの傷など気にしない、いい加減な性格であること、上述したように(キュートな見た目に反して)タフなボディをしているためにあまり気にする必要がない、ということではありますが、C202SAに「ふさわしい」「フィットする」と思えるケースが見つからなかった、というのもあります。
タフであってラフに使える、という良さがあり、勢いより気軽に、薄手のトートバックに放り込んだりして出掛けたくなる(実際、何度かしたことがある)C202SA。そして、たんに教育市場向け=子供向け、のポップさ、キュートさだけでは片付けられない/片付けたくないデザインが魅力のC202SA。本体の厚さ22.6mmと、今どきの11.6inchの端末としては少し厚めではありますが、同サイズの普通のスリーブケースが使えそうだとは思いつつ、なんとなく、例えばごく一般的なブラックのネオプレン製のケースも、あるいは高級感のあるレザーケースのようなものも、ちょっとC202SAには違うんじゃないか、という気がしていました。
シチュエーションや生活に馴染んだ部分まで想像してくれるプロダクトとしてのC202SAの魅力(をさらに引き出したい)。
たとえばChromebook界隈ではお馴染みのブログ、鈴木章史さん( @OfficeKabu )の『おふぃすかぶ.jp』では、C202SAにこんな素敵なキャンバスリュック(NIZYU KANO)を合わせる想像を膨らませていらっしゃいます。
これ、NIZYU KANOこちらで見て以来、私もずっと欲しいと思っています。
こんなふうに、それ(Chromebook)自体をどう使うか、だけじゃなくて、何に入れて持ち運ぶか、何と一緒に使うか、というようなシチュエーションや生活に馴染んだ部分まで想像してくれるプロダクトというのはそうそうありません。しかし人物や背景の描写や、町並みや風俗のディテールにこだわった映画や小説と同じように、私たちの生活のリアリティに触れる、生の実感に寄り添う(少なくとも、使っているこちらがそう感じてくれる)プロダクトを使うことができるということは、とても幸福なことだと思っています。
もちろん、数多あるChromebookのなかで、コンピュータのなかで、ただC202SAだけがそうだというつもりはありません。C202SAはハイエンドでプレミアムなコンピュータではなく、むしろ、教育現場において多様な用途、スキルも様々な学生たち、先生たちに使われることを想定した普及機であって、このC202SAだけに、そうしたこだわりが詰め込まれたということはないでしょう。しかしもう一度言いますが、使っている私(たち)が、そういうふうに感じることができる製品というのが、巧く言葉にはできませんがあることはあって、何はともあれ私にとっては、C202SAとはそういう存在なのです。
ASUS Chromebook C202SA | Laptops | ASUS USA (画像は左記ASUS製品サイトより)
結局たどり着いたのは、シンプルでいたって普通。なAmazonベーシックの11.6インチスリーブ。
さてそんなふうに意気込んでみた上で、今回C202SAを購入して1年も経って入手した、C202SAのケースは、今回の見出しにも挙げたとおり、Amazonベーシックの11.6インチスリーブ。つまり、「いたって普通。」なネオプレン製のスリーブケースです。
そう、普通でいいのです。何もお気に入りだから高級で上質なケースに入れたい、というわけじゃない。モノによってはそういうふうに思うこともあるけれど、C202SAにはたぶん、ちょっと違う。そこで決め手はこの鮮やかなブルーのカラーでした。
想像通り明るく発色の良いブルーながら、主観ですがチープな感じはあまりありません。
この製品には、色違いでネイビーもあることから、C202SAとの色合わせを考えるなら、ネイビーの方が妥当かもしれません。しかし、Amazonの画面を見るかぎり、この発色の良さから感じられる軽快さ、ポップさこそC202SAに合うのではないか。そして、今回、Amazonベーシックの製品を買うのは初めてだったのですが、製品としての質感について、リーズナブルな価格にもかかわらず総じて評価が高いことから、この、Amazonベーシック11.6インチノートPC用スリーブを選んでみました。
C202とのサイズ比較。こうしてみるちょっと小さめに見えますが、入れてみるときちんとジャスサイズ(下の画像)。
C202SAが少し厚めの筐体であること、外周がラバーで覆われていることもあって、入れるときに少し引っかかりがありますが、入った状態で無理に生地を伸ばしている感じはありません。
掴みやすくシンプルな大きめのタブ、ファスナー部の縫製やサイドのテープなど、細部も意外なほど(失礼)しっかりしていて、Amazonベーシック、予想以上に好感の持てる製品作りだと思いました。
実際に入れてみると、こうしたケースはやはり安心感があります。いかに耐衝撃ボディのC202SAといえど、キャンバスのトートバッグや下記のSOU・SOUの伊勢木綿のような、薄手のバッグに入れるのはさすがに頼りない感じがあったのですが、気持ちの上でのこういう安心感は、軽快なChromebook、軽快なC202SAの良さがより際立つと感じられます。
他にもこんなふうに――色々なものと組み合わせて使うことを想像する愉しみ。
実はこのAmazonベーシックの11.6インチスリーブを購入したあと、以前から気になっていたハンドメイド、手仕事のマーケットプレイス『creema』などで、例えばこういういうもの――。
あるいは、こういうもの――。
Creema | ハンドメイド・手作り・クラフト作品の通販、販売サイト:Creema、まだ利用したことがないのですが、時々見ては一度試してみたいな、とは思っています。
こんなハンドメイドなポーチ、ケースをオーダーするのもありかな、と思ったりしましたが、そういうふうに「あり得た可能性」を想像するだけでも愉しい端末、といえばC202SAの魅力がより伝わるでしょうか。先日紹介した保護フィルムと併せ、購入・使用し始めてから2年目に突入したこのC202SAとの日々を、これからも味わい尽くしていきたいと思っています。
タッチパッドやディスプレイに保護フィルムを貼ってみるのも、使い勝手や気分が変わるので、試してみると愉しいです。
Amazonベーシック11.6インチ用スリーブと、B5サイズの雑誌とのサイズ比較。というより、ちょうど最近買った最新号の『ナショナル ジオグラフィック』のイエローカラーと、コントラストが面白くて撮ってみました。こういうネオプレンの保護ケース、ノートや図鑑、ペンを一緒に入れて、野外観察に使うのもいいかな、とまた違った想像を膨らませてみたりもします。