ソトブログ

映画と本、自然観察(あるいは40歳、2児の父の日常)

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オトナの自由研究「北陸旅行篇」vol.1――夏休みに行った兼六園で、図らずもバードウォッチング。

 

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息子も自由研究をがんばりました。というわけで(私も)――、

 

小学生(3年生)の長男の夏休みも終わり、新学期が始まりました――と、その途端に台風21号に見舞われたりもしたわけですが、紀伊半島に位置する我が家ながら、数時間の停電があったくらいで、事なきを得ることができました。いや、それはともかく。


小学生の夏休み、というと宿題、なかでも子どもにとってなかなか大変なのが自由研究です。息子の今年の自由研究は、「鳥」、私たちの住む街の野鳥をテーマにしました。私もずいぶん手伝いましたが、この1年以上のあいだ、そこかしこでに熱心に鳥を追いかけ、図鑑や本を読んで知識を吸収していたのは、他ならぬ彼です。

 

今年の自由研究では、私たちの住む町で1年間に見られる鳥と、夏休み期間中に定点観測を行い、見た鳥の種類と数について調べました。キジバトのような身近な鳥も、鳥について少しでも知ってみると、見かけるたびに発見があって面白いものです。


題材を決め、研究方法を考え、実験・観察や資料に当たり、成果をまとめる。といった一連の作業を、そもそもその方法論も教授されることなく取り組まなければならない、小学生の自由研究の是非、というのもひょっとすると考える余地があるのかもしれませんが、今年もかなりの部分、(学士しか持っていない私自身、「研究」というものについては素人ですが)筋道を考えてやりつつ、私も大いにこの「研究」を愉しませてもらいました。

 

しかしながら、私としては「片手落ち」な夏でもあって。というのは、当「ソトブログ」は元々、長男と愉しみ、学んでいる自然観察の記録を文章に綴りだしたのが始まりでした。そして夏休みというと、地元の自然観察教室も「夏休みモード」で回数も内容もぐっと充実したものになります。今年も昆虫採集、植物標本作り、プランクトンや粘菌の観察などなど、たくさん体験したのにも関わらず、ここまでその記録を文章に、ブログにまとめることができていませんでした。

 

常々、「このブログって、父ちゃんの自由研究みたいだね」と息子に言われておきながら(彼もこのブログを読んでいる)、この体たらくで、近ごろは「サボってるね」と。名誉挽回、というわけではないのですが、夏休みに体験した諸々から、少しずつ、人様に読んでもらって愉しめるような切り口を考えつつ、「オトナの自由研究」として、息子にも自然観察の成果として認めてもらえるようなものを、紹介してみたいと思います。

 

真夏の北陸旅行――どこでもできる自然観察。

 

さて今回は、タイトルどおり、8月の上旬にとった私の本当の「夏休み」で行った、北陸旅行から。主に金沢を始め、石川県周辺に行ったのですが、私の住む和歌山県からは車で6、7時間。

 

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ドライブBGMはこれ(↑)と、 以前Chromebookオフ会のために作ったこちら(↓)も。

 

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2泊3日の、プランとも言えない旅のプランを立てつつ、実際に実行できた日程は以下のようなものでした。

 

  • 1日め。
    早朝に出発、昼頃金沢へ。
    「金沢21世紀美術館」〜「兼六園」。
    「近江町市場」で夕食。
  • 2日め。
    金沢駅から電車好きの次男のために、「北陸新幹線」でひと駅(新高岡駅へ)。車で能登へ。「のとじま水族館」〜「千里浜なぎさドライブウェイ」。
    金沢にもどり夕食。
  • 3日め。
    能美市の「いしかわ動物園」へ。
    車で帰路。

 

こうして書くと全然たいした観光もしていませんが、猛暑だった2018年夏の、子ども連れの北陸の旅としては、なかなか良かったと思っています。なかでも白眉は自然観察、野鳥好きとしては「いしかわ動物園」で、本当に素晴らしかったのですが、それは回を改めて触れたいと思います。

 

というわけで今回は、もうタイトルに書いてしまっていますが、初日に寄った兼六園でのエピソード。

 

 

兼六園というと「日本三名園」のひとつにも数えられているという名勝、名庭園ですが、いま私は、訪れたではなく「寄った」と書きました。何せ当日は8月4日、今年の暑い暑いあついあつい夏のど真ん中、まったき晴天の猛暑の北陸、金沢です。長距離ドライヴののちに初めに行った、金沢21世紀美術館を後にして、「取りあえず行ったというアリバイ的に」ちらっと見ておこう、くらいのつもりであって、実際にも滞在時間も短かった(1時間くらいかも)のですが、日頃自然観察に勤しんでいたこともあって、意外に愉しむことができました。

 

そう、都会であってもまとまった形で緑のある城趾や庭園というと、観光客だけでなく鳥や虫、生きものたちの集まる場所でもあります。今回、それほど珍しい種類を見られたわけではありませんが、息子が足許の水辺や地面で獲物をついばんだり、「涼める場所」を探すふうのスズメたちや、ハシボソガラスの小さな集まりを見かけたのをきっかけに、ちょっとした自然観察会が始まりました。

 

猛暑の庭園も、こうした光景が見られるだけで、少し涼しく感じられるから不思議です。

 

セミの幼虫らしき「獲物」をゲットしたスズメ。

 

兼六園を流れる水辺で、カラスが行水を始めました(動画は下記)。

 

 
兼六園のカラスの行水(2018/8/4)

 

大きな池があるので、トンボたちも。写真のシオカラトンボ(オオシオカラトンボ?)の他、ギンヤンマやハラビロトンボ、コシアキトンボ、チョウトンボも見られました。

 

兼六園の茶屋にある、看板? タイポグラフィー? と思って近づいてみると......、

 

セミの抜け殻です。

 

こんな感じで、文字にしてみても実際にも、たいしたことはしていないのですが、写真に撮ったり見た生きもののメモを取ったりしてみると、いつでもどこでも、自然観察を愉しむことができます。

 

身近な自然でも、自分なりの視点で「観察」できる。その方法論を、著者自身のとてもフットワークの軽い視点で教えてくれる名著。ネコジャラシを「穀物」として調理してみるくだりなど、ユニークな切り口が愉しいです。自由研究のヒントにもなりそう。

 

そもそも家族旅行でこういう庭園なんて、田舎育ちのアンダーティーンの子どもたちにとっては(ふつうは)あまり興味のないところなのかもしれませんが、うちの場合、長男自身がこういう場所が大好きなので、目的地のレパートリーも拡がります。しかしやっぱり北陸に限らず、今年の夏は本当に暑かった! 

 

9月に入ってもまだまだ暑い日が続いていますが、水分補給や熱中症に注意しつつ、身近な自然を愉しみたいものです。

 

2日目に行った千里浜なぎさドライブウェイ(本記事のアイキャッチに使った場所)では、ウミネコたちの姿が見られました。

 

【以前の記事から:子どもたちとの自然観察に役立った道具を紹介しています。】

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