ソトブログ

映画と本、自然観察(あるいは30代後半、2児の父の日常)

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フィルムカメラ「リコーGR1v」で撮影、格安現像所「超プリ」で現像+CD書き込み。フィルムカメラは今だからこそ、手軽に愉しめる気がします。

 

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フィルムの現像にかかる費用について

 

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先日少し書きましたが、所有している、というより10年来持ち腐れになっていたフィルムカメラ、リコーGR1vを再び使ってみることしました。色々調べてみると、意外にもそこそこリーズナブルに運用できそうだ、ということがわかったからです。以下はその目安です。

 

フィルム代  

 

一般的で入手しやすく、標準的な品質といっていいであろうネガフィルム、上記、FUJIFILMのISO400の「SUPERIA PREMIUM 400」の場合、

 

規格 価格 1枚当たり
27枚撮り1本 618円 22.9円
27枚撮り3本パック 1,718円 21.2円
36枚撮り1本 864円 24円
36枚撮り3本パック 2.454円 22.7円

※価格は全てAmazon.co.jpにて、2018.7.26現在のもの

 

となっており、36枚撮りよりも27枚撮りの方が若干リーズナブルで、このなかでは27枚撮り3本パックが一番お得だいうことになります。もともと「24枚撮り」だったものをお得感を出すために「27枚撮り」という商品を作ったからなのかな、と思います。ただ、私自身、36枚撮りよりも、早く撮り終わるとともに、そもそも「撮影しようとする枚数」を気持ちの上で絞ることができるような気がして、27枚撮りを買ってみました。取りあえず1本買いましたが、これから継続的に使うなら、3本パックなど多めのパッケージで購入していく方がいいかもしれません。

 

現像代

巷でフィルムの現像をできるところも少なくなりましたが、今でもあります。また、今はネットで郵送対応してくれるところもたくさんあります。フィルムカメラは現像によって写真の出来上がりに差が出るもので、品質や仕上がりに特色のあるラボ(現像所)もあって、色々と目移りしましたが、今回は、中でも安さと対応の早さで定評のあるらしい、「超プリ」という現像所を利用しました。

 

『超!プリ』のフィルム現像サービス

 

枚数など 価格
12・24・36枚撮り現像のみ 324円
12・15枚撮り 現像+同時プリント 540円
24・25・27枚撮り 現像+同プリ 572円 
36・39・40枚撮り 現像+同プリ 648円

※価格は「超プリ」サイトの料金一覧より。2018.7.26現在のもの。同時プリントはLサイズ各1枚、全て150万画素相当でのCD-Rへの書き込み(jpeg)+インデックスプリント付き。データは+150円で600万画素にも対応。

 

これに、こちらから先方へののフィルム送付にかかる送料(実費)と、出来上がり後の配送料100円~(現像本数や同時プリントの有無で異なる)がかかりますが、正直にいってめちゃくちゃ安いと思いました。フィルムカメラがまだまだ全盛だった20年前の、近所にいくらでもあったDPEショップでももっと高かったと思います。

 

「超プリ」での現像のやりとりの流れとトータルコスト(実際にかかった費用)

「超プリ」から届いた現像済みフィルムとCD-R。プチプチで梱包され、シンプルな封筒でメール便で届きました。

 

以下は発注・フィルム送付から申込み、到着までの流れと、実際にかかった費用です。今回は27枚撮りフィルム1本を、現像のみで注文しました。


・7/5(木)
フィルムの送付:定形外郵便で「超プリ」へフィルム送付。この送料はこちらの実費負担になります。フィルムをケースに入れた上プチプチで梱包して封筒に入れて郵便局へ持ち込んだところ、厚みが3cmを超すということで「規格外」郵便になるとのことで、200円でした。梱包を簡易にして3cm以内にすれば定形外・規格内になるので、もう少し安く送れるかもしれませんが、取り替えの利かない撮影済みフィルムを送るのですから、ここは考え方次第でしょう。

 ・同日
「超プリ」のサイトの注文フォームから注文書を送付。これは、上記郵送とどちらが先でも構いません。

 ・7/6(金)
超プリより、受注メールが届く。

 ・7/7(土)
超プリより、フィルム到着の連絡メールあり。中1日。こちらは和歌山、先方は新潟の現像所。普通郵便ですので順当なところでしょう。

 ・7/8(日)
超プリより、現像完了の連絡。併せて料金の提示。入金確認後発送とのこと。支払いはクレジット/コンビニ払い/銀行振込のなかから。手数料のかからないクレジット決済を選択。今回のメールに決済ページへのリンクがあり、そこから決済。直後、決裁完了メールあり。

 ・7/9(月)
超プリより発送連絡。ヤマトDM便。

 ・7/11(水)
ヤマトDM便にて現像済みフィルム及びCD到着。

 

土日を挟んだ日程で、中5回で手許に現像済みフィルムとCDが届きました。とても素早い対応と、きめ細かい連絡で、気持ちよくやりとりすることができました。

 

現像にかかった料金総額は以下の通り(価格は税込)。

枚数など 価格
フィルム送付代:普通郵便(規格外)  200円
現像代(27枚撮り1本) 324円
送料(ヤマトDM便) 100円 
624円

 

フィルム代が今回、FUJIFILM「SUPERIA PREMIUM 400」で1本618円でしたので、そちらを合わせても合計1,242円でした。

 

作例

GR1v。向かって左側が露出補正ダイアル。右側のダイアルは絞りモードダイアル。プログラムAEと絞り優先AE(F値2.8~22)を選択できる。今回は全てF2.8で撮影しました。ちなみに長年放置していたせいか、表示部の液晶が一部欠けていますが(残り撮影枚数の数字)、動作自体には問題ありませんでした。

 

以下、今回撮影・現像した写真。全体に白っぽいですが、全て露出補正ダイアルで露出オーバー(+1)に設定していたため。たんに露出オーバーが私の好みだからなのですが、初めて(久しぶり)の現像だったので、標準にしておいた方が今後の参考には良かったかな、と少しだけ後悔しました。

  

次男と散歩中に。

 

ヒューマントラストシネマ渋谷にて、ホン・サンスの映画を観たあと。

 

「日本一短いローカル私鉄」、紀州鉄道(御坊市)。

 

長男の飼っているアカハライモリ(ちょっとピンぼけ)

 

本当は、子どもたちのポートレイトの方が個人的にはよく撮れているというか、気に入っているのですが、モザイクや目線をかけて掲載するのも違うかな、と思ったので、それ以外のものを載せてみました。下手すぎて参考にならないかもしれませんが、格安の現像所であることや、私の腕が気にならないくらい(後者はそんなことないかな)、描写力に優れたGR1vのレンズを久しぶりに体感しました。

 

まとめ――意外なほど感じる、“写真を撮るワクワク”を味わう。

今回、同時プリントを頼んでいなかったので、CDからLサイズで、自宅のインクジェットプリンタで数枚プリントしてみました。データが150万画素、ということで若干不安もあったのですが、Lサイズなら十分な画質でした。+150円で600万画素のデータでも作成できるようなので、一度そちらも試してみようかな、と思っています。

 

今回、27枚撮りフィルム1本、フィルム代も含めて1,200円余りと想像していたより安く現像できて、品質も(私としては)不満のない仕上がりでした。

 

ただ、デジタルカメラであればこうした費用はかからないわけで、私のように写真のプロでもハイアマチュアでもない人間が、今わざわざフィルムで写真を撮るという選択をするのに意味があるのか、と言われると難しいところでもあって、本当はそういうふうにもっと写真にのめり込んでいくなら、フィルムにも現像にもいくらでもこだわって、お金をかけることもできるのでしょう。しかしそれはたぶん、私の性格上(とあと経済的な事情)、そういうふうにはならないと思います。

 

そういう写真に対してライトな、言ってしまえばローエンドな付き合い方の人間が、今わざわざフィルムで撮る意味あるの? ――ないのかもしれません。でも今回、自分でも意外なほど愉しく、ワクワクしたんですよね。シャッターを押せば何枚でも撮れて、その場で見れて、気に入ったものだけ残すデジタルとは、明らかに付き合い方が違う。この文章でもはじめの方で、“「撮影しようとする枚数」を気持ちの上で絞る”ということを書きましたが、そういう気持ちのベクトルって、デジタルカメラやスマホで撮るときにはなかなか生まれない、向かないものです。そしてそんな気持ちの持ち方の違いって、一枚一枚撮る写真に出てくると思うのです。もちろん私のような写真の技術がない者が、フィルムで撮ったからといって技術的に「巧い」写真が撮れる、というわけではありません。にも関わらず、だからこそ、そういう気持ちの違いが気になるのです。

 

そして今は現像と同時にCDへデータで書き込んでくれるサービスがあることで、手許に来てからはデジカメやスマホで撮った写真と同じように扱うことができます。「超プリ」の場合、標準の書き込みデータの画素数、容量が小さいことで、逆にこうしたブログにそのまま気軽に掲載することもできます。もちろん撮ってからこうして出す(掲載する)までにタイムラグが発生します。しかしある種の記事、文章には、そういう「間」が必要だったり、いい効果を生むことあるような気が、今はしています。(気のせい、かもしれませんが、その「気のせい」がまた、重要じゃないかと思ったり。こんなことを書くと、「だから気のせいなんでしょう? そんなもの無意味ですよ」と言われてしまいそうですが、それは仕方がありません。)

 

デジカメやスマホも使いながら、月に1本くらい、こうしてフィルムで撮ったりするのも愉しいな、と今は思っています。皆さんも手許に眠っているカメラがあったら、一度試してみて下さい。結構、愉しいですよ。