ソトブログ

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続・2018年6月のプレイリスト(と7月の予告)――“雨の日は窓辺で頬杖をつき、ソファで散歩。”

 

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6月ももう終わり、ですが、さらにお二人の方からプレイリストをいただきました。

 

当ブログでは、Amazonプライムミュージックでプレイリストを作成、そして読者の方からも送って頂き、毎月1回、それらを紹介することで、音楽の「古くて新しい」愉しみ方を提案(というほどでもないですが)しています。

 

先日、「雨」をテーマにした6月のプレイリストを公開してから、約2週間。もう6月末となってしまいましたが、その間、梅雨らしい長雨が続いたり、40代に突入したり、私の住む近畿地方で地震が起きたりもしつつ、音楽をお供に日々を乗り切って(というほどでもないですが)います。


――そんななか、前回に引き続いてお二人の方から、さらにプレイリストを頂きました。ようやく1万PV/月に届こうかという程度の読者数の当「ソトブログ」にあって、こんなふうに色々な方と交歓出来るとは、私自身思ってもみませんでしたが、同時に、とても嬉しく思っています。

 

さて、そんな前口上はさておいて、早速紹介してみたいと思います(実は少し前にいただいていて、紹介が遅れたこともありますし)。

 

お一人めは、先月も「ひとり―ALTOGETHER ALONE」というテーマで素敵なプレイリストを送って頂いたブログ「喫茶のすたるじあ」のコトリス( @Kotori_fresh )さん。コトリスさんのプレイリストはこちら。

 

雨の日はソファで散歩(選曲:コトリス)

 

※以下、選曲は全て、「演者/曲名」で表記しています。
※各プレイリストのリンクをクリックすると、Amazonプライム会員の方は、プレイリストが聴けます。

 

“雨の日はソファで散歩”(選曲:コトリス)

 

M01. 妹尾武/Sunny Side 通り雨の午後
M02. The Softies/Hello Rain
M03. The Pale Fountains/Longshot for Your Love
M04. 古川本舗/family feat. YeYe
M05. TULIP/千鳥橋渋滞
M06. ブレッド&バター/遠い昔
M07. Michael Franks/I Really Hope It's You
M08. Nina Simone/Little Girl Blue
M09. カヒミ・カリィ/I'm in the Rain
M10. 伊藤君子/虹の彼方に

 

M04、古川本舗/family feat. YeYeを収録したアルバム「ガールフレンド・フロム・キョウト」(2012)

 

プレイリストのタイトル、「雨の日はソファで散歩」は、文学者・評論家、種村季弘(1933-2004)の同名エッセイ集のタイトルからだそうです。こういうシミュレーショニズム、私、大好きです。

 

 

というか、今回のコトリスさんのプレイリストは、私の6月のプレイリスト、“2018年6月、極東のヴァージニア・ウルフ”へのアンサーとして作っていただいたそうで、私のプレイリスト自体、ヴァージニア・ウルフの小説『灯台へ』(1927)からのイメージですし、ひょっとすると、そういうことまでも意識して(文学者オマージュのタイトルを付けて)下さったのかと勝手に解釈して、歓んでいます。余談ですが、“極東のヴァージニア・ウルフ”というのは、菊地成孔『南米のエリザベス・テイラー』(2005)という音楽作品から拝借した修辞です。

 

またしても話が逸れてしまいました。というわけで、どのようなアンサーになっているのか、わたし自身もとても興味深く思いましたので、まず、改めて私のプレイリストを挙げてみます。

 

“2018年6月、極東のヴァージニア・ウルフ”(選曲:ソト)

 

M01. Clint Mansell/The Nursey ※Ost: Moon(邦題『月に囚われた男』)
M02. Birdy/Farewell and Goodnight
M03. THE BOOM/釣りに行こう(2014 New Recording Ver.)
M04. Belle and Sebastian/Piazza, New York Catcher ※Ost: Juno(邦題『ジュノ』)
M05. Kat Edmonson/Lovefool
M06. 高橋あず美/ながいよる(feat.CRCK/LCKS)
M07. CRCK/LCKS/傀儡
M08. Seu Jorge & Almaz/Everybody Loves The Sunshine
M09. Mark Orton/Green, Green Grass of Home ※Ost: Nebraska(邦題『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)
M10. Jonathan Richman/As We Walk to Fenway Park in Boston Town ※Ost: Fever Pitch(邦題『2番目のキス』)

 

そして、このプレイリストを踏まえての、コトリスさんの選曲に対するコメントをご紹介します。

 

(コトリスさんのコメント)

 2.3の流れはソトさんが入れたベルセバとカーディガンズのカバーへの返答。
4の古川本舗feat. YeYeはソトさんオマージュで入れた曲です。
ソトさんファミリーに幸あれ!という意味で。
5と6は喫茶ロックの流れ。
BOOMの「釣りに行こう」の中にさりげなく梅雨というワードが入っていますが、そんな感じでさりげなく雨模様の情景を歌っている曲がいいなと「千鳥橋渋滞」を入れました。
ブレバタは声質が雨にぴったりなので!

プレイリストにテーマが「雨」と聴いたときに、これは外せないと思ったのはマイケル・フランクスの曲。
ブレバタと同じく声自体が雨だと思っているので、最初に候補に挙げました。
ニーナ・シモンがランディ・ニューマンの曲をカバーした“I Think it's going to rain today”を入れたかったんですがなかったので、“Little Girl Blue”に。
カヒミの“I'm in the rain”はヤン富田プロデュースで、コーラスはドゥーピーズ!

最後の「虹の彼方に」は世にも珍しい津軽弁カバー。
雨の後は虹がなきゃね。
さりげなく青森アピールするのが私流です。

 

正直もう、全然敵いません(勝負じゃありませんが)。私に寄せて選曲していただいたと言いながら、絶妙に私が聴いてこなかった、アーティスト、曲を入れていただいています。なかでも、M04「古川本舗/family feat. YeYe」は個人的に白眉。6月と言わず、この夏のアンセム決定かも知れません。

 

続いては、Twitter経由で当ブログをご覧いただき、プレイリストを送って下さったwkk( @marlagor )さん。何とラジオの記事から当ブログに辿り着いていただいたようで、書いてみるものだな、と思っています。正直私、モノの考え方も、嗜好も取り組み方もメインストリームとはほど遠い人間なので、こんなふうな交流が出来るとは、あまり思っていなかったのです。こうした出会いは、本当に嬉しいですね。

 

 

そんなwkkさんの選曲はこちら――。

 

窓辺で頬杖つく五月雨のひととき(選曲:wkk)

 

“窓辺で頬杖つく五月雨のひととき”(選曲:wkk)

 

M01. Suzanne Vega/Tom's diner
M02. Mondo Grosso/Jour et nuit
M03. Madnnna/Rain
M04. Sade/No Ordinary Love
M05. 藤原ヒロシ/Getting Over You
M06. Massive Attack/Teardrop
M07. Nujabes/Next View(feat. Uyama Hiroto)
M08. Pat Metheny Group/Across The Sky
M09. Coldplay/Amsterdam
M10. Air Supply/Here I Am
M11. Tahiti 80/HAPPY END
M12. Vinicius De Moraes[feat.Maria Creuza & Toquinho]/A Felicidade(Live) 

 

www.youtube.com

M03、Madnnna/Rain(Official MV)

 

これ、一聴して、というより選曲を一目見て感じたのは、「あ、同世代かな?」ということ。

 

私、興奮して同じこと2回書いてますね、恥ずかしい。。

 

私には馴染みのアーティスト名が並んでいるだけでなく、選んでいる曲が。特に、Madonnaといって"Rain"が来るあたり(「雨」のプレイリストだから当然かも知れませんが)。1992年のこの曲や、次のアルバムのヒット曲、"Take a Bow"あたりはMVと共に、MTVやスペースシャワーTVなどのCSでよく聴いた記憶があります。

 

7月のテーマは七夕にちなんで、「Couples」。

 

アオサギとカワウのCouple(ではない)

 

前回と合わせ5人の方の、私も含めれば6人のプレイリストを聴いてきましたが、同じ「雨」をテーマにしても、こんなふうに違ったイメージのリストになるところが面白いですね。そして当たり前のことのようですが、音楽って、たとえ馴染みがないものでも大抵のものは、かけてみさえすれば聴けてしまうところが、やっぱり「万能」だな、と思います。映画や小説だと、苦手なジャンルはなかなか手が付けられないものです。

 

「いや、たまたま聴き当たりのいいものが並んだだけでしょう?」「たとえばハードコアやデスメタル、ノイズミュージックなんて誰でも聴けるものじゃないし」

 

――そんな面も確かにあるでしょう。しかし、私自身、一時期馴染んだこともあるのでわかりますが、そうしたエクストリームな音楽も、実際いいものですよ(Hontou)。次回は、そんな方向からプレイリストが届けられたりしたら面白いのにな、と思ったりもしています。

 

そして次回、7月のプレイリストは、コトリスさんからテーマをいただきました。七夕、ということで「Couples」です。――デュエットソングか、恋愛をテーマにした楽曲か、はたまたスギーリトルバードさんが雨音をピアノの音に見立てたように、「音」そのものに置き換えてみるか――私も今から思いを膨らませています。未知の方からも、プレイリスト、お待ちしています。

 

※ご連絡(プレイリストの送付先)は、ソトブログの問い合わせフォームか、Twitter(@t_soto)まで。

 

では、7月にまたお会いしましょう。お互いにいい音楽ライフを。

 

 

 【2018年6月、他の皆さんと私のプレイリストはこちら。】

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