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出来ることならあなたのやりたいように――My Love, With My Chromebook C202SA : Reprise

 

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「生きている歓び」とか「生きている苦しみ」という言い方があるけれど、「生きることが歓び」なのだ。世界にあるものを「善悪」という尺度で計ることは「人間的」な発想だという考え方があって、軽々しく何でも「善悪」で分けてしまうことは相当うさん臭くて、この世界にあるものやこの世界で起きることを、「世界」の側を主体に置くかぎり簡単にいいとも悪いともうれしいとも苦しいとも言えないと思うけれど、そうではなくて、「生命」を主体に置いて考えるなら計ることは可能で、「生命」にとっては「生きる」ことはそのまま「歓び」であり「善」なのだ。

 

保坂和志『生きる歓び』(中公文庫)より

 

 

私がChromebookを使う上で心掛けていること。


Chromebookとの1年間という長い蜜月、もとい使用してきた実感について、気持ちばかり先走り、昨日書き落としたことを少し、補足してみます。

 

Chromebookを、なかでも普及価格帯のモデルであるASUS C202SAを1年間使い続けてきて、私が感じていること、あるいは使っていて心掛けていること、あるいはまた、自然とそういうふうになったとも言える、私にとってのChromebookとの、C202SAとの付き合い方のポイントを挙げてみると、次のようになります。

 

  • 私がPCに求める日常的な用途のほとんどは、Chromebookによって行うことができ、実際にそうしている。
  • それでもChromebookではできないこと/苦手なこともあって、無理にそれをやらせようとしない。

 

あえてChromebookでやろうとせずに、

 

例えば私がChromebookではできなくて(あるいは、あえてやろうとせずに)、他のマシン――具体的にはWindows(7のノート)を使っている主な作業は、「iTunesによる音楽データ管理(CDからのリッピングをするため)」「動画編集(ほとんどしないけど)」「Photoshop」「Radikoのサードパーティ製アプリによるラジオ録音」等です。

 

このなかのいくつか、画像・動画などの編集はWebアプリやChromeの拡張機能でやろうと思えばChromebookでできなくはないし、Radikoの録音なども、対応するAndroidアプリなどを駆使して、やろうとしてできないことではないかもしれません。実際、画像編集などは、当初はこのブログでも紹介したとおり、「Pixlr Editor」などを使ってやっていました。しかし今はほとんど使っていません。トリミングやちょっとした画質調整は、写真を撮ったスマートフォン上で簡単に行えるし、より複雑な、年賀状やフライヤー作成のようなことは、WindowsのPhotoshopを使う方がずっと快適です。

 

――だからといってChromebookが「使えない」道具なのか、というと全然違うと思っています。

 

 私がChromebookと共に行っている作業は、具体的には、「ブラウザによる情報検索」「テキストエディタで(ブログやメールなどの)文章を書く」「(たまに)動画視聴」――ほぼこれだけです。おそらくこの程度の用途であれば、Chromebookを使っていない人から見れば、手持ちのPCからChromebookに乗り換える理由にはならないし、人によってはタブレットやスマホだけでこと足りるというケースもあるかと思います。ただ私にとっては、コンピュータを使う作業の中でほとんど9割以上を占める、これらのことが、Chromebook上で「とても快適に行える」こと、これが滅茶苦茶重要なのです。

 

出来ることが気持ちよく出来る、という快適さ、幸福感。

 

動作の軽快さだけでなく、ローカルストレージ上に個人データやアプリケーションなどの、余計なファイルが溜まっていかない、という気持ちの上での身軽さ。Google Play Store(=androidアプリ)に正式対応してからは、そのことばかりが云々されるChromebookですが、私はC202SAにはほとんどandoridアプリを入れていません(テキストエディタの「Jota+」とそのプラグインのみ)。

 

Chromebookでのテキストエディタ「Jota+」の使用感。「書きたいと思ったときにすぐ書ける」を実現する最良の組み合わせのひとつかも。 - ソトブログ

 「Jota+」はandroidアプリながらChromebookでも非常に使い勝手のいいテキストエディタです。

 

それでも、LINEやPocket、Feedlyといった私がウェブブラウズに付随して使うようなサーヴィスは、Chromeアプリ(Webアプリ)やChrome拡張機能として提供されていて快適に使うことができるし、それ以外のものも、「シェルフに追加」して「ウィンドウとして開く」という使い方で、Chromeブラウザから独立したウィンドウとして開くことができ、使い勝手としてはほぼ、独立としたアプリのように使うことができます(「シェルフ」とは、Windowsでいうタスクバーのこと)。私の場合、Amazon MusicやAmazon Video、Writebox(ブラウザベースのテキストエディタ)などを、この<「シェルフに追加」して「ウィンドウとして開く」>で使っています。

 

[かぶ] Chromebookで意外と使える、Webサービスを「シェルフに追加」して「ウィンドウとして開く」使い方。 | おふぃすかぶ.jp

「シェルフに追加」して「ウィンドウとして開く」使い方については、こちらを参考にさせて頂きました。

 

Chromebookに限ったことではないのですが、(人やサーヴィス、道具に対しても)彼/彼女/それら/その道具が、苦手なこと、出来ればやりたくないことをやらせたり、恃むのではなくて、得意なこと、好きなこと、やりたいことを依頼する方がこちらとしてもずっとラクだし、頼もしいし、幸せだと思います。

 

私たちはこんなふうに。そして、人がどんなふうに、愛用の道具を使うのか知るのは、それだけで愉しい。


――結局、私自身がこれまで書いたことや、先行するブログやサイトなどで、先達の皆さんが書かれていることと同じようなことを書いてしまったかもしれません。――でも、エクスキューズや手前味噌で言うわけではありませんが、Chromebookのような、まだまだ(国内では)ユーザーの少ないプロダクトにあっては特に、実際に使っているいちユーザーの実感的なテキストって、結構大切だと思うのです。私自身、初めてChromebookを買うときには、色々なサイトの、様々な人のレビューや意見を参考にさせて頂きました。

 

これからChromebookを手にする方も、「すでに書かれているから」と思わずに、自身の実感で、思うことを書いて頂けたら、と思います。使い慣れ、愛用している道具について、(愛憎入り交じりながら)人が話したり、書いたりしているものを見聞きするのは、それじたい、とても愉しいものなのです――。

 

www.amazon.com

 

 【Chromebookでテキストを書く上で、というより「文章を書く」という用途において、私にとって最高の環境のひとつである、「Writebox」について】

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