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ポメラDM200から、世界へ!――DM200の「アップロード」機能+IFTTTでクラウドストレージへデータ保存する方法。

 

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DM200からポメラに実装されたWi-Fi機能を使ってみる。

 

下記の記事で私は、ポメラDM200では、DM200で初めてポメラに実装されたWi-Fiでのデータ連携等は使わず、SDカードを物理的に抜き差ししてデータのやりとりをしている、と書きました。

 

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その舌の根の乾かぬうちに、ポメラDM200のWi-Fi連携機能である「アップロード」を使って、オンラインストレージ(Dropbox)にテキストファイルを保存する方法を試してみました。既にネット上にいくつか方法が記載されており、私自身の備忘録の意味もあって、ここに手順の概略をまとめておきたいと思います。

 

個人的にはSDカードの抜き差し、という従来からの物理的な方法も、使い方に迷いが生じないことから、「文章を書く」という本来の目的以外に気を遣わなくていい(Wi-Fiが繋がらない、といったことに煩わされない)し、現時点では特に不便を感じているわけでもありません。

 

ただ、現在私がポメラDM200とのデータのやりとりをしているChromebook、C202SAにはDM200と同じ標準サイズのSDカードスロットがあるからいいのですが、今後はそういう端末も少なくなりそうな気がします。また、物理的な抜き差しによるデータ破損の可能性もあります。

 

そして何より、これまた上述の記事で書いたことと矛盾しますが、ある意味ではネットと繋がらなかったことが売りだった、“スタンドアローンな執筆集中マシン”であるところのポメラDM200で、そういうことができてしまう、という意外性に何だかワクワクする。というのが、ユーザーの心情としては、(少なくとも私には)一番大きい部分です。では――、

 

DM200の「アップロード」機能(とその限界)。

 

私がやりたいことは、「ポメラDM200で書いたテキストファイルをDropboxに保存する」です。ポメラのネットワーク機能「アップロード」では、指定したメールアドレス宛に、
・ファイル名→メールのタイトル
・テキスト→メール本文
として送信することはできるのですが、Dropboxなどのオンラインストレージにテキストファイルとしてアップロードすることはできません。*1

 

そこでこの場合、Webサービス「IFTTT」を使うことになります。

 

IFTTTとは?

f:id:tkfms:20180123213017p:plain

IFTTT helps your apps and devices work together - IFTTT


「IFTTT」は“IF This Then That”の略(もしThisならばThat)で、Webサービス同士を連携させるWebサービス。ThisとThatにIFTTに対応したWebサービスを組み合わせることで、新しいサービスを作成することができます。

 

このIFTTTを利用して、ポメラDM200「アップロード」機能からgmailへ送り(This/条件。“トリガー”と呼ばれます)、ポメラから送られたメールをテキストファイルとしてクラウドストレージに保存する(That/結果。同“アクション”)というサービスを作ればよい。IFTTTで新しいサービスを作ることを、Appletと呼びます。

 

手順(IFTTTを利用して、Gmailに送られたメールをDropboxにテキストファイルとして保存する)

 

以下、逐次的な説明というよりは、覚え書きのような形で記述しています。作業の詳細は、実際に私が参考にさせていただいた、下記サイト等を参照いただくと非常にわかり易く解説されています。

 

1. 使用するGoogleアカウントに2段階認証を設定する

アップロードに使用するgoogleアカウントに2段階認証を設定し、ポメラDM200で2段階認証するためのアプリパスワードを発行します。 ポメラからgmailにアクセスする場合、Gmailの設定で、「安全性の低いアプリの許可を有効にする」もしくは「2段階認証を使用」する必要があるため。2段階認証はセキュリティ上すでに常識かも知れませんが、私も遅まきながらこれを機に導入しました。

 

2. Gmailの別名アドレス(エイリアス)を作成し、エイリアスからのメールにフィルタ設定

Gmailでは「(アカウント)+pomera@gmail.com」などと、アカウントの後ろに「+」を付けて別名アドレス(エイリアス)を作ることができます。ポメラDM200からそのエイリアスでメールを送り、そのメールに「pomera」(例)のラベルを付与させます。

 

3.IFTTTのAppletを作成

「Gmailの受信箱に「pomera」のラベルがついたメールが入ったら→Dropboxの指定したフォルダにテキストファイルを作成する」すなわち、以下のようなAppletです。

 

“If new email in inbox labeled pomera, then create a text file in ●●●●@gmail.com’s Dropbox”

 

f:id:tkfms:20180123225909p:plain

 

この際、上記のように、File Nameを「Subject」、Contentを「<pre> {{BodyPlain}} </pre>」と設定すると、ポメラDM200で作成した通りのファイル名、本文としてテキストファイルが作成されます。

 

4.ポメラの「アップロード」機能を使い、エイリアス→自身のGmailアカウントへテキストファイルを送信

1.〜3.までの設定完了後、4.を実行することにより、自動的にDropboxのフォルダにテキストファイルが作成されます。

 

まとめ――ポメラDM200が健気に頑張る、アップロード機能を愉しんで使う(もちろん、ちゃんと便利です)。

 

こうして文字にしてみると、これでも具体的な操作手順は書いていないにも関わらず、随分ややこしそうに見えますが、(初めてIFTTTを利用した私でもできるくらいですから)意外と難しくないですし、一度設定してしまえばあとはポメラDM200標準の「アップロード」機能を使うだけです。

 

ポメラの「アップロード」機能でWi-Fiに接続するのに時間がかかることがネックだという評価もしばしば聞かれ(実際、WiMAX2で繋いでいる私の環境で平均10秒ほどかかります)、確かに少し長いな、という気もしますが、ポメラという「執筆に集中するためのマシン」という特性からして、アップロードのとき「だけ」Wi-Fiに接続する、というこのソリューションは正解だと思います。

 

そして、私も含めてわざわざポメラDM200という単機能の道具を購入して、使おうという向きには、このIFTTTを使った上記手順も併せてそこそこ手がかかるところも、「健気な奴だ」と思えるのではないでしょうか。――というか、そういうふうな気持ちで道具に接した方が、幸せになれる気がします。より便利になるに越したことはないのかもしれませんが、そのあたりは個人的には、ネクストモデルに期待したいと思います。しかしそんなことは今は考えずに、ポメラDM200を思う存分使い倒したいと思っています。

 

*1:Evernoteにはファイル名→ノートのタイトル、テキスト→本文として送付可能。