ソトブログ

映画と本、自然観察(あるいは40歳、2児の父の日常)

ソトブログ

左利きの左利きによる左利きのためのボールペン選び。【後編】feat.“雨の日は会えない、晴れた日は君を想う”

 

この記事をシェアする

 

sotoblog.hatenablog.com

※本記事は上記前編からの続きです。 

 

二幕目「ルックスや書き味だけでも決められないけど、実用性だけでは選びたくない。」

 

先日Chromebookの記事でも書いたのですが、個人のお気に入りの道具、というのは突き詰めるとフェティッシュな部分が大きくて、ボールペンにおいても一人ひとり持ち方書き方筆圧等々も異なるし、「左利きにとってこれが正解」というものがあるわけではないと思っています。

この種の企画・記事で「左利きにはこれがおすすめ!」とピンポイントで製品を選ばれているものもありますが、こういうものは、それぞれ「私にはこれがよかったよ」「これがオススメ」というものを半ば本気で参考にしつつ、もう半分は人それぞれのこだわりを眺めるのが愉しいものであって(少なくとも私には)、私もそういうスタンスで、いくつか取り上げてみます。

また、ボールペンは安価でもあり(もちろん、高級なものもありますが)、パッと見て気に入ったもの衝動買いして試してみたり、ペン軸やペン先の太さ、キャップの有り無し、書き味、色にいたるまで、TPOやただその日の気分で変えてみたりするのも愉しいものです。

 

 

プロローグ

 前回も少し触れたように、10年くらい前まで私は、少なくとも書き味においては「ボールペンなんてどれも同じ」と思っていました。インクの詰まり、かすれについても、「左利きだから仕方がない」とも思っていました。

そのため、たまに見た目が気に入ったものを適当に買ったりしていたのですが、仕事でノベルティでもらったのがきっかけだったか、三菱鉛筆「ジェットストリーム」を使ってみて、油性ボールペンでありながら非常になめらかな書き心地で、「ボールペンって、モノによってこんなに品質が違うもの!?」という驚きとともに低粘度油性ボールペン、というものの存在を知り、しばらく「ジェットストリーム」や、無印良品の「なめらか油性ボールペン」(ぺんてるの低粘度油性ボールペン「ビクーニャ」のOEMと言われています)を使っていました。

 

ぺんてる「ノック式エナージェル」(0.5mm)

私の購入したのは「ノック式エナージェル限定ネコ柄(三毛)」。ネコ柄、といってもファンシーというよりスタイリッシュなルックスに一目惚れして購入。私にそれまでの低粘度油性ボールペンから乗り換えさせた、初めて“惚れた”ゲルインキボールペン。書き味がさらさらとして心地よく、しかも、左利きの私でもかすれが少ない。発色がよく(視認性が高い)、黒の“彩度”というのがこんなにも違うのか、と認識した一本。とくに仕事のメモ用に愛用しています。

ノック式エナージェル限定ネコ柄|特集|ぺんてる株式会社

 

パイロット「ハイテックC マイカ」(0.4mm)

こちらも店頭で衝動買い。「きらきらとしたコスメのようなデザイン」と公式サイトで書かれているように、女子っぽいデザインのようですが、私の使っているブルーブラックは落ち着いたカラーリング。そう、ブルーブラックを使ってみようと思ったきっかけがこれでした。ハイテックC自体はゲルインキボールペンのなかでも比較的初期からあったように思いますが(調べたら1994年~)、昔はかすれて使い物にならなかったイメージでしたが、これは全然大丈夫。細字でカリカリ書く人に向いているようで、たしかに小さく、細く書くのが苦手な私でも、細字が書きやすい。また、キャップ式なので、手紙など改まった気持ちで書くときもこれを使っています。キャップを開けてペンの後ろに刺す動作で、なんとなく気持ちが入るというか。(手書きで書く小説の下書きもこれで書きたいけど、今全然書けてない)

ハイテックCマイカ | 筆記具 | ボールペン | ゲルインキボールペン | 製品情報 | PILOT

 

 無印良品「中性ゲルインキ六角ボールペン」(0.25mm)

ぺんてる「スリッチ」のOEMと言われている、非常に細いペン軸のボールペンです。0.25mmという細さは私自身初体験だったのですが、全くないとは言えませんが、あまりかすれることもなく書けています。用途としては主に手帳への書き込みや、測量野帳などの小ぶりのノートに書くときなど。また、このペンのキャップのクリップが、私が測量野帳にペンホルダー代わりに挟んでいるダイソーで買えるワイヤー製のダブルクリップとジャストフィット

*1

で、完全にそこが定位置となりました。

中性ゲルインキ六角ボールペン 0.25・黒 | 無印良品ネットストア

 

 三菱鉛筆「ユニボールシグノ RT1」(0.38mm)

こちらは最近使い始めたゲルインクボールペン。ハイテックCマイカで目覚めたブルーブラックを、この「ユニボールシグノ RT1」のルックスとの相性がよく完全に見た目で選んだところ、これまで使っていたどのゲルインクボールペンよりもなめらかな書き味です。0.38mmということですが、「ハイテックC マイカ」よりも太い印象。本当にさらさら書けて、発色もいいので、小説を書くならこっちかもしれないな、と思ったりしています(早く書け)。

ユニボール シグノ RT1 | ユニボール シグノ ノック式 | ゲルインクボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

 

三菱鉛筆「スタイルフィット/スタイルフィット ジェットストリーム リフィル」(0.5mm)

ジェットストリームなどの低粘度油性ボールペンは、私の軽い筆圧ではなめらかすぎてペンが走りすぎてしまい、ただでさえ読みにくいと評判の字が、さらに汚くなりがちであまり使わなくなっていました。しかしホルダーとリフィルを組み合わせて使うこの「スタイルフィット」シリーズの極めて細いホルダーだと、小さな字でも細く丁寧にかけることを発見しました。スタイルフィットはとてもスリムなので、カード類や常備薬等を忍ばせていつも持ち歩いているペンケースの隙間に、ゲルインクタイプ(ユニボールシグノのリフィル)やシャーペンのリフィルのものと併せて2、3本、放り込んでいます。

スタイルフィット ホルダー | STYLE-FIT | ゲルインクボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

 

三幕目「総括と展望――ボールペンにおける人類の飽くなき探求。というか、これからも色々なペンを試してみたいです。」

 最近のボールペンはどれも品質が向上しているのか、左利きだから文字がかすれる、ということが少なくなっている気がします。ということで、特別「左利き」に特化した記事にならなかったかもしれませんが、やはり若干の違いはあります。私の書き方と、印象でしかありませんが、上記のなかでは無印良品中性ゲルインキ六角ボールペン」が少しかすれやすいかな、と思います。その次は意外ですがぺんてる「ノック式エナージェル」。他はほとんど気になったことはありません。

 

ただ、無意識に、ノートや書類の空いたスペースにくるくるくるっと円を書いたり走り書きして、インクの出を確かめることは今も、どのペンを使っていてもあります。(これも左利きの人の方が多いのではないかな、と想像しますが。)

今回これを書くにあたり、いくつか調べてみたら、左利きでもかすれない、書きやすいボールペンとして、色々なところで取り上げられていたのが「加圧式ボールペン」。圧縮空気などによってインクに圧力をかけることで、上向きでも、氷点下や“宇宙でも”、書けるというペンのようで、三菱鉛筆「パワータンク」などが比較的安価で販売されています。私は使ったことがないので、一度試してみたいな、と思っています。

パワータンク スタンダード | POWER TANK | 油性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

 

繰り返しになりますが、二幕目の見出しに書いたとおり「ルックスや書き味だけでも決められないけど、実用性だけでは選びたくない。」というのが私のスタンスで、ボールペンは安価な商品が多く、色々と試したり使い分けたりするところにただの「道具」としてだけではない愉しさがあると思っています。今回の記事が、私と同じ左利きの方や、右利きでも文房具、ボールペン好きの方にも参考になれば幸いです。

 

【参考】Amazonの販売ページ。無印良品は取扱無し、スタイルフィットはバリエーションが多く、適当な商品が選べませんでしたので下記には未掲載です。

 「ノック式エナージェル限定ネコ柄」は既に品薄のようです。

 

 

 

三菱鉛筆  油性ボールペン パワータンク SN-200PT-05 黒24

三菱鉛筆 油性ボールペン パワータンク SN-200PT-05 黒24

 

 

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う [DVD]

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う [DVD]

 

  

*1:同じくダイソーのカバー付きのノートのカバーが測量野帳にジャストサイズで、それに付けたクリップにペンを引っ掛けています。